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伺かのゴーストをGitHubで公開しよう!まとめ

 2023年12月――。

デスクトップマスコット界隈は2020年代においてはこう二分されている。「伺か」と「それ以外」である。

分断と混乱が続けど伺かの力は集積された知識、知名度、創作者の熱気において圧倒的であり、群雄割拠が続く「それ以外」は大局を見たい者にとっては細に入って評するに値しないものとして扱われている。

しかし伺かは伺かでジオシティーズ閉鎖などに代表されるインターネットの歴史の脆さにより遺された過去は消え続けているのも事実である。

第8回目くらいの伺か的Advent Calendarが開催される。

大義名分などどうでもいい。読まれるかすらどうでもいい。遺された過去が一日だって延びるなら、電子の海の藻屑となってもいい。ただ、そうならないが為に過去の記事をまとめて遺すのだ。


本題

伺かのゴーストを公開する時にどこを使ってますか?

ななろだ?いいね。個人サイト?気合入ってるね。

ここでは第三の選択肢、GitHubを提示します。

そもそもまずGitHubとはなんなのか、ChatGPTに聞いてみました。


興味がわいてきましたね?試すときです!


GitHubに登録しよう

SignUpするだけですが

Usernameは他人に公開されます、英数字で

あとで二段階認証が多分必要になるので

https://docs.github.com/ja/authentication/securing-your-account-with-two-factor-authentication-2fa/configuring-two-factor-authentication

を参考にどうぞ


以下は登録した前提で話が進みます。

WindowsにおいてGitHubをもっとも簡単に使う方法はおそらくGitHub Desktopを使うことでしょう。

https://desktop.github.com/


続いてGitHubでゴーストを公開する手順を示すためにゴーストを作って公開します(????)

以前ゴーストマスカレードに投稿しただけで本公開していなかった里々製のゴーストがいたのでそいつを改造して公開していきます

下準備編

GitHubでゴーストを公開する際にはファイルの文字コードをUTF-8に統一しよう

https://gist.github.com/nikolat/c7a6c5ef13a30098feba21e6392d1085

に従いファイルの文字コードをUTF-8にしていきます。

最近の里々はUTF-8で辞書読んでくれるんですね。かしこい。

VSCodeで開き、文字コード付きで保存の際UTF-8を選択みたいな感じで済ませていきました。

ゴースト制作をポストと狛犬ゴーストや他の人が作ったゴーストを改変して作っていく形で行っていた場合、里々のバージョンが古いことがあるので、この際更新してしまいましょう。
ここのAssetから最新っぽいLatestとか書かれているバージョンのsatori.zipをダウンロードして解凍し、中のsatori.dllで古いものを上書きするだけで更新できます。

ここでもGitHubが出てきましたね、実際便利なのか伺か界隈でメンテナーやってる人が良く使ってるので、英語まみれだけどなんとなくでいいので使い方を把握しておくとこういったところで便利ですよ。

続いてGitHubに上げたくない諸々をゴーストのフォルダから削除しておきます。
gitignore使う方法があるけど説明がめんどくさいので割愛します。

ghost/profileとshell/profileというフォルダを削除
YAYAだったらyaya_variable.cfgはYAYAのセーブデータなので削除。
satori_savedata.txtやsatori_savebackup.txtは里々のセーブデータなので削除
あまりここは詳しくないので詳細は述べられません。


GitHub Desktopを使うときが来ました。
repositoryを作りましょう。

例としてはこんな感じです。
続いてrepositoryを公開しましょう。


右上のPublish repositoryを押すとこんな画面になります。
Keep this code privateのチェックを外してPublish repositoryを押すとrepositoryが公開されます。

この例ではE/Github/に作業用フォルダOyatsu_ha_Macaroniを作成したことになっているので、探します。

そこに先ほどファイルの文字コードをUTF-8にしたり余計なprofileなどを削除したりしたゴーストの中身をコピペします。


あくまでも自分の環境での一例なので細かい差異はあるはずです

GitHub Desktopを見るとなんかウワァーってなってると思うのでcommitしましょう。


おめでとうございます!最初のCommitです。

Pushもしましょう。




余計なものを混入していませんか?全世界に公開されましたよ。

筆者はここで大昔のペンネームを全世界に公開しました。

……消す方法も知っておきたいですよね?

もし仮に途中に余計なものを混入してしまったらリポジトリごと爆破しましょう。

爆破しない方法もありますがコンソール叩いてなおめんどくさいので、爆破で良いと思います。

ブラウザでGitHubを開き、自分のrepositoryを開く。

Settingから下のほうに行くとDanger ZoneがあるのでDelete this repositoryを選択してなんやかんやすると消せます。大丈夫です。

消した場合はまた作り直してください。


「ネットワーク更新とNAR作成まわりについて」

https://gist.github.com/nikolat/226946141b634afecf62b3a249e27375

続いて読むべき記事はこれです。

これを参考に.gitignoreとdeveloper_options.txtを作成しましょう。

里々でも大丈夫です。


gitignore.txtを作成し、以下を記述後、.gitignoreに名前変更すればできます。

//里々の場合 .gitignore に含めておくべきファイル群(の一例)


ghost/master/profile/

shell/master/profile/

ghost/master/satori_savedata.txt

ghost/master/satori_savebackup.txt


先ほど言っていたあらかじめ削除しておくべきファイル群を.gitignoreに書いておけばよかったんですねえ。


NARに含めたくないファイルを定義するために developer_options.txt を作成する

//里々の場合

.git/,noupdate,nonar

.github/,noupdate,nonar

.gitignore,noupdate,nonar

developer_options.txt,noupdate,nonar

md5buildignore.txt,noupdate,nonar

README.md,noupdate,nonar

updates2.dau,noupdate,nonar

updates.txt,noupdate,nonar

ghost/master/profile/,nonar,noupdate

shell/master/profile/,nonar,noupdate

ghost/master/satori_savedata.txt,noupdate,nonar

ghost/master/satori_savebackup.txt,noupdate,nonar


続いてmd5-CI-build.ymlとmd5buildignore.txtを作成します。上記の記事や、以下の
GitHubでゴーストを公開する際にはBOTにネットワーク更新用ファイルを作ってもらおう
を参考にすると良いでしょう。
要点をまとめると
.github/workflows/md5-CI-build.yml
md5buildignore.txt
を作成して中身も記述しようということです。

ただし情報が古いのか、あれなので場合によっては
permissions: write-all
をmd5-CI-build.ymlに記述してやることも考えましょう。
これとかだと記述している。
ここら辺わからないので誰か補足して❤


続いてhomeurlの設定をします。

ghost/master/descript.txt
homeurl,https://raw.githubusercontent.com/GitHubのユーザネーム/リポジトリの名前/main/
と記述してやればいいです。
一例として吾輩の今回のゴーストであれば
homeurl,https://raw.githubusercontent.com/Shimofumi/Oyatsu_ha_Macaroni/main/
と記述しました。

里々の場合は
@homeurlとかも記述するんでしたっけ?記憶にないけど一応やっておきますか。
YAYAだと
ghost/master/yaya_homeurl.txtとかにも記述するんでしたっけ?


よし!できましたね!
Commitしましたか?
数分待つと


橘花がmd5 fix~と言いながらCommitしてくれています。可愛いですね。
ですがローカルのPC上のファイルはまだ変更されていないので
こんどはGitHub DesktopでPull Originを押す時がきました。


複雑な操作は不要です。

ローカルのゴーストを更新するたびにCommit→Push
しばらく待って(taromatibotこと橘花がmd5 fix~のCommitを終えるまで待って)Pull
をぐるぐるさせていきましょう!

とこんな感じでGitHubを使い、ゴーストを公開しながら完成に近づけていくとある日猛者がPull requestを行ってくるかもしれません。
基本的にプルリクはメールが来るはずなのでそれで気が付くと思います。
手元にその時の画像が残っていないので各自
プルリクをマージするとかで調べてください
・プルリクに差分表示されるから見てわかるやつならそれを見てマージする
・見てわからないなら別のブランチ作ってそこに試しにマージして確認する
主にこのどちらかをすることになると思います。


ゴーストが完成した!やった!
narも作った!

(機能→エクスプローラーでゴーストエクスプローラーを開いた後にNAR作成でnarは作れます)

どこに置こう!Releaseに置くときです!


tagつけるのとnarファイルを添付するのを忘れないようにしましょう

Releaseにも置いた!やった!

ついでにGitHub のページのプレビュー画像を設定するのをおすすめします。


勝った!第三部完!……の前にすることがあります。

伺的 Advent Calendar 2022/12/35 : GitHubで開発している人は偽SiReFaSo/偽SoSiReMiに載せよう


この記事がとてもわかりやすいので詳細は譲りますが、
GitHubのリポジトリの右のほうのAboutの歯車を押せば設定ができます。

こんな感じですかね?

ukagaka
ukagaka-ghost
sosiremi
sirefaso
のTopicを入れておきました。




するとSoSiReMi/SiReFaSo上のリストに登録されましたね!
プレビュー画像が出てこない人は二個ほど上のリンクを参考に設定してもいいですし、しなくても別にいいです。

これで本当の本当に終わりです。



この記事は「伺か Advent Calendar 2023」祭りに参加しています。
来年もみんなで書きましょうね!

前日は
安馬さんの提供でお送りしました。
明日は……神夜 みゅんさんの提供です!

それではみなさん、さよなら、さよなら、さよなら~




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